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【046】「育児ポリシーは"昭和の母ちゃん"!まず親が一生懸命に働き、子供達に自分の頑張っている姿を見せる」アートの先生、二児のママ/Sayokoさん

May 3, 2016

名前:Sayoko Wunsch

居住地:Irvine

経歴:

愛知県名古屋市出身、武蔵野美大卒業後マサチューセッツ州ボストンの自閉症児を対象とした学校で中高校生部門の美術教師として約5年間勤務しました。結婚を機にカリフォルニアで幼児から高校生までのアート教育に15年ほど携わっています。現在は小学生のアートクラス、高校生のデッサンクラスをIKUEI Seminarにて指導する他、アーバインにある2つの幼稚園にてアートクラスを指導しています。

南カリフォルニア在住暦:15年

お子さんの年齢と性別:10歳(女の子)・6歳(男の子)

Q:出産はどこでされましたか?(アメリカ/日本?)自然分娩/無痛分娩/帝王切開?何か出産時の面白いエピソードがあれば教えて下さい。

初めての出産は、陣痛の間隔がなかなか短くならず、陣痛が始まって産むまでに36時間かかりました。病院へ着いた頃にはもう体力尽きてやむを得ず無痛分娩することに。産む前に少し眠ることができたので、赤ちゃんを出すときには体力が回復し、幸せな気持ちで赤ちゃんと対面する事ができました。2人目も無痛!っと決めていたのですが、今度は陣痛から出産までの経過が早すぎて、病院へ着いたときにはもう間に合わなくて、、、自然分娩になりました。でも私の体から赤ちゃんが出てくる全てを体感し、本当に感動しました。

Q:出産後何が一番変わりましたか?

「家族」の意識。子供を産む前は、私を育ててくれたのが「家族」でしたが、今度は自分が「家族」をつくる側になり、あらためて自分が家族の灯りになるんだな、と意識するようになりました。

Q:育児ポリシーは何ですか?

「昭和の母ちゃん」です。(笑) 私の母が教えてくれたものです。まず親が一生懸命に働き、子供達に自分のがんばっている姿をみせる。私の母は忙しさもあってか、勉強や進路の事を何も言わない人でしたが、これが私には出来ない。つい口を挟みたくなり、、、日々反省です。

Q:お子さん達はデイケア/プリスクールに通われていますか?(何歳からですか?日系ですか?現地校ですか?)

子供達2人とも、アーバインにある日系の幼稚園にお世話になりました。ここでしっかり日本語と日本の文化を体得しました。卒園後は現地校と毎週土曜日は日本語補習校へ通っています。

Q:仕事と育児のバランスについて。仕事をしていて良かったというエピソードは?逆に、仕事をしていて大変だったというエピソードは?

子供の成長段階に美術教育が大変役に立つものである事を私自身がよく実感し理解しているので、これを我が子だけに留めず、地域の子供達にも体験してもらえたらと思い、美術を教える仕事に携わっています。この仕事を通して沢山の子供達とその親御さん達を知り合う機会を頂き、私達親子にとってもコミュニティーの輪が広がりました。困った時にはお互い助け合える人付き合いが生まれ、とても有り難く思っています。

Q:時間管理は大きなテーマかと思いますが、何か実践されていることはありますか?

常日頃カレンダーを見つめ、向こう1ヶ月先までの自分の仕事のプランを構想し、準備するよう心がけています。

Q:旦那さんとの子育て分担はどのようにされていますか?

旦那さんはアメリカ人で、子育てには驚くほど協力的で全力を尽くしてくれます。子育ては完全に50: 50。感謝、感謝です。現地校の子供達の勉強は彼に任せています。朝の登校や、子供達の習い事のお迎えもしてくれます。子育ての方針や勉強、習い事など全て2人でよく話し合って決めています。どんなに些細なことも出来るだけシェアし、常にお互いを信頼し、寄り添いあうよう努めています。

Q:アメリカでの育児で大変だったエピソードは?その困難をどのように乗り越えましたか?

日本とアメリカの風習や価値観の違いです。例えばクリスマスには子供達に沢山のプレゼントをあげますよね。小さい頃からそんなに物を与えて大丈夫なのか考えさせられました。アメリカのおばあちゃん達に「そんなにプレゼントを沢山与えないで。」とも言えません。食事も同様に、食べられる量以上のものを沢山用意してくれるので必ず残してしまう。幸せな事ですが、こんな贅沢に慣れて良いものかと今でも悩みます。しかしこれらを拒否してはアメリカの文化を批判することになりかねません。とにかく我が家では、口をすっぱくして事あるごとに物の大切さを伝え、普段の生活は慎ましく、欲しいものがあるときはクリスマス等ホリデーに合わせて買うようにしています。そして、「プレゼント=買う」だけでなく、「プレゼント=自分で作る」のアイディアで、お誕生日カードはもちろんのこと、大切な人に手作りのプレゼントをして心や気持ちを伝えることを教えています。

Q:バイリンガル/トライリンガルになるように特別にしていることはありますか?

私が日本語・旦那は英語です。赤ちゃんの頃からよく日本の童謡を歌って聴かせ、夜は日本の絵本を読ませていました。現在は朝食時、日本語のニュースを流しています。

Q:お子さんと一緒に行くオススメ地元スポットを二つ教えて下さい。

Irvine Barclay Theatre

Segerstrom Center for Arts

娘がバレエ好きで、よくこの2つのシアターに出かけます。特にIrvine Barclay TheatreはUCIrvineにある劇場で、娘の通うバレエ団も年間いくつかのパフォーマンスをします。人や地域と繋がりをもてる素敵な場所です。特に年末のNutcrackerは、アーバインのコミュニティーにはなくてはならない素敵な催しです。これを観ると「今年もクリスマスが来た」と感じます。

Q:好きな子供ブランドはどこですか?

Lucky Brandの子供服はよく気に入って購入していました。特にジーンズやジャケットは縫い方がしっかりしているのでなかなか破れません。

Q:趣味は何ですか?

仕事です。子供達に何を作らせよう、どうやったら子供の想像力が伸びるのか、どのように絵を描かせよう、、、など色々と思考したりサンプルを作ったりと、教材研究が普段の日課で楽しい事です。

IMG_20151010_024254 (1).jpg

Q:今後の夢は何ですか?

美術の持っている力をもっと知りたいです。ひとり一人自分の幸せを自分の価値観でみつけられる「感性」を高めていく力が美術にあると信じています。微力ながらも、このコミュニティーに美術指導という形で携わり、これからも美術の恩恵にあやかりたいと思っています。

【インタビューを終えて】

「ひとり一人自分の幸せを自分の価値観でみつけられる感性を高めていく力が美術にあると信じている」という信条のもと、アートを子ども達に教えておられるさよこ先生。洞察力が鋭く、優しい口調で物事の本質を語ってくれる姿がとても印象的でした。子供が作ったクラフトを見て感動する事はあったものの、正直今まで深く考えた事はなかったのですが、子供が作ったクラフトを通して子供自身が感性を高めていっている過程が見れると思うと今後は見方が変わってくるように思っています。又、物の大切さを教えるためプレゼントは自分で作るというアイディアを教え、誕生日カードやプレゼントを手作りして心を伝えるように教えていきたいという考えはとても共感できました。そうすることは、きっと子供の気持ちを伝える力・表現力にも影響していくんでしょうね。今回はインタビューのご協力本当に有り難うございました!

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