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【057】「子どもが自分で考える力をつけられるよう、答えを教えないで一緒に考える。答えをあげないことが答えにつながる」レッジョ・エミリアの教育方法をロサンゼルスから日本に伝える活動をする二児のママ/Mutsumiさん

March 8, 2017

お名前:Mutsumi Paterson(パタソン・ムツミ)

居住地:ロサンゼルス

経歴:東京都で生まれ、その後幼少期を北海道・九州でのびのびと過ごす。高校時代にニュージーランドへ留学。大学および商社勤務時代は時間さえあれば世界を旅行し、その経験が人性の価値観を大きく形成する。ヨガを通し体によい食べ物に目覚め、商社勤務を辞め学校へ戻り栄養学を学ぶ。その後はオーガニック料理のスクール及びお店で勤務。東京で現夫と知り合い、結婚。その後ロサンゼルスに移住し、2人の子どもを授かる。今年にはいってレッジョアプローチ(子どもの意思や個性を尊重し、子どもが持つ潜在能力、表現力、コミュニケーション能力、自ら考える力などを養うことを目的とした教育方法)のウェブサイト(Kodomo Edu 〜こどものためにできること〜)を立ち上げ、日本へこの教育方法を伝えていく活動を行っている。

Kodomo Edu

南カリフォルニア暦:5年

お子さんの年齢と性別:4歳女子と2歳男子

Q:出産はどこでされましたか?(アメリカ/日本?)自然分娩/無痛分娩/帝王切開?何か出産時の面白いエピソードがあれば教えて下さい。

2人ともアメリカで。自然分娩。どちらの時もdoula(デューラ)と呼ばれる、自然分娩を助ける専属助産師さんをお願いしました。私は、美味しいものなら何でも食べますが、食材はなるべくオーガニックにこだわり添加物や保存料を避けるように意識しています。お産の時もどうにか体に入れる薬を最小限にしたいと願い、自然分娩にこだわりました。妊娠中、そして分娩のたしか2日前くらいまでヨガの練習を欠かしませんでした。臨月でもヘッドスタンドもしていました。それが何よりも安産につながったのではないかと思います。

20130509-546.jpg

Q:出産後何が一番変わりましたか?

価値観ですかね。物事の優先順位。金銭感覚。

Q:育児ポリシーは何ですか?

現地校はレッジョ・エミリアというイタリア発祥の教育方法の学校に通っています。そこで学んだことですが、子どもが自分で考える力をつけられるように、なるべく子どもに答えを教えないで一緒に考えるようにしています。4歳の子は今「なんで?なんで?Why? Why?」真っ盛りですが、私の答えは「なんでだと思う?どうやったらできると思う?Why do you think so? How do you think you can fix it?」。そうすると意外と子どもって自分で答えを見つけてくるんです。答えをあげないことが答えにつながる。時間かかりますが(笑)。

Q:お子さん達はデイケア/プリスクールに通われていますか?(何歳からですか?日系ですか?現地校ですか?)

ふたりとも、2歳から現地校に通っています。上の子は2歳半から週に1回日本語の学校にも通っています。学校ではありませんが、下の子は私のお腹にいる時から今も週に2回ほどヨガクラスに通っています。2歳児ですが、完全なるヨギです。

Q:今後仕事復帰を考えておられますか?それはいつ頃ですか?

子どもが小さいうちはあくまでもママ業を優先したいのでフルタイムではありませんが、今年くらいから仕事復帰します。前述しましたが、レッジョアプローチに関するウェブサイトを立ち上げたところです。今後日本でのサマーキャンプ開催など、活動を広げていく予定です。正直、育児に一段落ついて時間ができた時に空虚感に襲われるのが怖いというプレッシャーもあります。ママである以外の自分の立ち位置もきちんと持っていたいと。

Q:時間管理は大きなテーマかと思いますが、何か実践されていることはありますか?

特にはありません。今は時間ができたらすぐにコンピュータに向かう日々。気づけば夜中の2時3時、なんてことも多々あります。時間管理は今後の大きな課題です。

Q:旦那さんとの子育て分担はどのようにされていますか?

特に分担は決めていません。ポリシーがあるとすれば、私は割と無言で何でも一人で動く方。その姿を見て、(あまりに大変そうなので)旦那さんが自然に手伝ってくれるという流れが多いです。無言のプレッシャー?(笑)。主人は頑張って慣れてくれましたが、西洋の夫婦間ではなかなか成り立たない方法かもしれません。こちらでは何でもすぐに口に出して伝えるというのが主流ですから。でも私は日本人ですし、言葉はなくとも状況を読み、相手をおもんばかる精神を大切にしたいとも思います。でもそれをアメリカにおいて人に求めるのは難しいですよね。子どもはちょうどいいバランスを身につけてくれたらなと願っています。

Q:アメリカでの育児で大変だったエピソードは?その困難をどのように乗り越えましたか?

私も主人も家族がアメリカにはいないので、家族総出で風邪を引いた時はやはり大変でした。あとは小さなことですが髪を切りたい、ちょっと出かけたい、などの時に子どもの預け先がないこと。自分たちの意思で親元を離れ海外に住んでいるので仕方のないことですが、やはり時折不便に感じます。その代わり、主人との連携、家族のつながりは強くなっている気がします。

Q:バイリンガル/トライリンガルになるように特別にしていることはありますか?

語学については、どの言語にふれているかの割合でバイリンガル(トライリンガル)になると聞いたことがあります。厳密ではありませんが、なるべく日本語と英語にふれる機会がが50/50になるようにしています。日本語のプレイデイトと英語のプレイデイトの比率を同じにするなど。それにしても子どもはすごい!2歳児でも私には日本語、主人には英語で話かけたりするのですから。

Q:お子さんと一緒に行くオススメ地元スポットを二つ教えて下さい。

The Grove

お散歩によく行きます。特に何か買うわけではなくても、いつも音楽が流れていて噴水もあり、トラムにも乗れて、季節ごとのデコレーションも綺麗で楽しいです。グローブまで散歩して、その後はW 3rdあたりのレストランで夕食を食べるというのが我が家の定番です。美味しいお店も沢山ありますよ。

Disneyland/California Adventure Land

距離的には地元ではないのですが、とにかく子どもが大好きな場所です。そして親も楽しめる(笑)。子どもを遊びに連れて行く時に、一番いいのは親も本気で楽しめることだと思います。以前読んだ記事ですが、ディズニーランドに連れて行く年齢で一番の(その著者の)オススメは2歳〜5歳だと。なぜならばその年齢はまだ魔法を信じているから!

Q:好きな子供ブランドはどこですか?

洋服はほとんど戴き物(お古)なのでブランドはよく分からないです。なるべく子どもには自由に活動してほしいので、新品よりお古が私たちのライフスタイルにはちょうどいいみたいです。買って大正解だったのは、3歳の誕生日にあげたエルサのドレス。本当に大好きで事あるごとに着ていました。ドレスを着た時は話し方まで変わる徹底ぶり。小さいうちはプリンセスになったり、スーパーヒーローになったり、本気でファンタジーの世界に浸れるので、親がくだらない・もったいないと思わずにその夢を叶えさせてあげられたらと思います。

Q:趣味は何ですか?

ヨガとワイン。カリフォルニア万歳ですね!笑

Q:今後の夢は何ですか?

家を買うこと。なるべくたくさんの場所に旅行すること。

【インタビューを終えて】

子ども達の学校が一緒でお友達になった睦さん。プレイデートをしている中で子ども達に対する話し方が良いなあという印象を持っていたのですが、今回ゆっくり話をしてみると共感できる部分が多くて、とても充実したインタビューとなりました。レッジョ・エミリアの教育法を伝えるブログKodomo EDUは開設時から読んでいますが、子育て奮闘中のママ達に是非オススメしたいブログです。最先端の教育法に触れてみることで、今の子育てに新しい風を吹き込むキッカケになるのでは?と思います。私は睦さんと出会ったおかげで以前よりも子ども一人一人の力を信じられるようになったし、もっとクリエイティブな発想を持って子育てに向き合えるようになりました。子育てって周りの人達に感化されて、助けられて、どんどん豊かなものになっていくんだなと改めて感じています。今回はご協力本当に有り難うございました!

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