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【056】「きちんと守るバウンダリーは大きめにしっかり作っておいて、その中ではたくさん自由に」ロサンゼルスのライフスタイルショップBaum-kuchenオーナーで、ホームスクール実践している二児のママ/Wakakoさん

January 25, 2017

名前:Wakako Takagi 

居住地:Pasadena 

経歴:静岡県出身。高校2年生の時に父の仕事の関係でアメリカのオレンジカウンティーに家族と移住。アーバインで高校を卒業後Orange Coast College, South California Institute of Architectureを経てArt Center College of Designに入学。プロダクトデザイン学科卒業後デザインコンサルタントとして就職。長女出産をきっかけに仕事を辞めてオンラインライフスタイルショップBaum-kuchenを始める。

南カリフォルニア暦:21年

お子さんの年齢と性別:サチ6歳(女の子)、ココロ3歳(女の子)

Baum-kuchen

Q:出産はどこでされましたか?(アメリカ/日本)?自然分娩/無痛分娩/帝王切開?何か出産の時の面白いエピソードがあれば教えて下さい。

出産は2人ともロサンゼルスでした。二人とも自然分娩で出産したいと思っていました。こちらでは自然分娩をしたいというとそんな無理しないでエピドラルを使えばいいという意見をたくさん(お医者さんも含めて)周りから言われるので、少しショックでした。最終的にサチは自然分娩で、ココロは逆子だったので帝王切開。自然分娩の出産の時は大変でしたがその後のリカバリーがすごく楽。帝王切開はスケジュールだったので手術の時の長女のケアなどは調整しやすかったのですが、手術後はやっぱり大変でした。

Q:出産後何が一番変わりましたか?

自分のエネルギーや一日の時間が自分だけのものではなくなったので、仕事等のペースを少し緩くできるようになったことかな?仕事大好き人間なので、子どもが生まれる前は徹夜で仕事、プロジェクトに没頭してご飯を1日食べ損ねるなんて事が結構あったんですよ。運動はしていましたが、それ以外は自分の体調を調整するという感覚があまりなかったので、サチが生まれて24時間体制で子どものケアをしていくとなった時に、きちんと自分の体調をキープしないと親としての仕事がきちんとできないということに気がついて。今でも時々没頭して自分の世界に入ってしまいますが(笑)

Q:育児ポリシーは何ですか?

きちんと守るバウンダリーは大きめにしっかり作っておいてその中ではたくさん自由にという考えです。あとコミュニケーションは親がこうしなさい、ああしなさいというのではなくて、こういう状態だけどあなたの意見は?というアプローチをできるだけ取れるようにしています。例えば、公園で裸足で走りたいと子どもが言ったら、草のトゲを踏んだら痛いし足が汚れるかもしれないね。犬のうんちがあるかも。と起こりえるシナリオをいろいろと話して、それでも裸足がいいという場合は、それではどうぞという感じです。もちろん明らかに危ない場合、周りに迷惑をかける場合は状況を説明した上でダメと言うこともありますが。あと子どもが”遊びながら学ぶ”ということはとても大事だと思っています。

Q:ホームスクールについて教えて頂けますか?

ココロ(3歳)はパサデナにある現地のCo-opのプロスクールに週三日半日通っています。プレイベース、ほとんど外で遊ぶ、家族ぐるみでというプリスクールです。サチ(6歳)は去年は現地のキンダーに通っていましたが、通っていたキンダーが規則が厳しい学校だったのと、旦那さんとの休みのスケジュールと合わないということもあって、子どもを自由に育ててみようとホームスクールに体制を変えることにしました。家族一緒に色々と学ぶ日々が始まりました。

カリフォルニアでは2%の子ども達がホームスクールで学んでいると言われます。家で勉強を教えていても、ホームスクールチャータースクールという公立学校に属すという形になるため、教材は学校を通じて購入することができます。また補助金として毎年$2000がホームスクールをしている家庭に支給されます。ホームスクールチャータースクールの教育専門家が一ヶ月に一度家に来て、子どもと先生が1対1で話す機会もあって、一ヶ月に一度はレポートを先生に提出します。家にずっといるというわけではなく、週一日は旦那さんの教える講義に参加させてもらったり、ロボット作りのクラスを取ったり、ホームスクールをしている他の友達と集まったりという野外活動も積極的にスケジュールに盛り込んでいます。

Q:仕事と育児のバランスについて。仕事をしていて良かったというエピソードは?逆に、仕事をしていて大変だったというエピソードは?

サチが生まれた時にオンラインショップという自宅からいつでも出来る仕事ができる体制に変えたので、出産後もスローペースですが直に復帰しました。親が2人とも仕事を楽しんで続けて行く姿を子どもに見せることは大切だと思っています。あと仕事をする事で、母と子どもの関係にいつも程よくスペースが出来ています。

Q:時間管理は大きなテーマかと思いますが、何か実践されていることはありますか?

時間についてあまり常識にとらわれない事が大事かなと思います。だいたい週4日は子どもと、残り3日はスタジオで仕事という体制をとっています。平日子どもといる時間が多い分、週末1日は仕事、夜子どもが寝てから仕事というのが普通ですね。家で子どもと過ごす時間はなるべく仕事関係のメールは読んだりしないようにしています。仕事と家族の時間、両方を充実させていくためにメリハリは大事だと思っています。

あと”出来ません””行けません”と言ってもいいと思うようにしています。時間が足りないのは普通だから無理をしない。バースデーパーティーなどに招待して頂いても行けない事が多いのですが、今はそれでもいいかなと思っています。また子どもが成長して余裕が出来たら時間との付き合い方も変わっていくと思って多めに見ています。

Q:旦那さんとの子育ての分担はどのようにされていますか?

長女が生まれた時点でほぼ半々です。

Q:アメリカで育児が大変だったエピードは?その困難をどのように乗り越えましたか?

こちらだと2歳ぐらいからみんなプリスクールに行くのが普通なのですが、長女がその年になった時にとってもマイペースで生活していたので、情報不足でその流れに乗り損ねました。気がついたらみんな周りの子達はプリスクールに入っていて、バタバタと地元のプリスクールを探した思い出があります。

Q:バイリンガル/トライリンガルになるように特別にしていることはありますか?

旦那がドイツ出身なので彼は頑張ってドイツ語で子どもに話しています。私は自然に日本語が出てきたら日本語で話せばいいかなと結構気楽に構えています。なのでほとんどのコミュニケーションは英語ですね。アメリカの生活が長いので自分の不自由な日本語を頑張りすぎて教えようと気構えない方がいいかなと。

Q:お子さんと一緒に行くオススメ地元スポットを二つ教えて下さい。

パサデナのArlington Gardenは素敵ですよ。住宅地の真ん中にあるとてもナチュナルなガーデンです。あまり大きくないので、ふらっとお散歩にオススメです。最近はNatural History of Museum によく行っています。平日は特に空いていていいですよ。

Q:好きな子どものブランドはどこですか?

Jess Brown rag dolls: http://shop.jessbrowndesign.com/collections/rag-dolls

あまりブランドにこだわらないのですが、この手作りの人形には一目惚れしました。長女のサチはとても大事にしてくれています。三年間毎日一緒なので、色々な所に穴があいたりほつれたりしてきているのですが、縫い直したりパッチワークしながら遊んでいます。

Q:趣味は何ですか?

紙、ペン、プラナーは大好きです。ノートに写真をはったり、アイディアを書いたりすると忙しい毎日でも癒されます。

Q:今後の夢は何ですか?

子どもと一緒に毎日生活していくことかな。

【インタビューを終えて】

和可子さんのショップ兼スタジオである「Baum kuchen」でインタビューをさせて頂きました。私は文房具や雑貨が大好きで、ショップの素敵な空間の中でワクワクしっぱなしでした。和可子さんは自分達の家族のペースを大事にしてのびのびと子育てをしておられます。初めてホームスクールをしているママとじっくりお話ができたのですが、子どもにとって教室の中で学ぶことが全てではなくて体験しながら学んでいくことの大切さと、両親が日々子どもの興味を理解して本当の意味でhands-onで子育てをしていく大切さを感じました。このような子育て環境を家族一丸となって作ることができていること自体が素晴らしいことだなと感じました。印象的だったのは、毎日家族でテーブルを囲み手帳を書く時間を設けてること。一日の出来事やインスピレーションを絵や写真を添えて、一日に感謝し振り返る時間。こんな風に手帳を書いているんですよーと中身まで親切に見せて頂いて、手帳から溢れ出るクリエイティビティーとアナログの温かみを感じました。

オリジナル商品にもなっている「The journey is the desitnation」の言葉の通り、頻繁に海外・国内で家族旅行もされています。先日Eメールでやり取りをさせてもらった時もちょうどハワイ島におられて、こんな写真を送ってきて頂きました!ハワイ島旅行の様子は和可子さんのブログでも是非ご覧下さい。今回はインタビューにご協力頂き大変有り難うございました!

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